ABOUT

高速道路を走っていた時、軍のトラックを見かけた。
荷台の幌が強い風を受けて、バタバタと音をたて膨らんだり凹んだりしていた。
陽に晒され、雨に打たれてできた皺と褪せた色は
まるで布に表情があるみたいだった。

There was a military truck running on the highway.
its canvas top was trembling in the speeding air swelling up and shrinking down, over and over.
exposed to the sun, beaten by the weather with aged wrinkles and washed-out colors
the canvas seemed to develop its own countenance.

CONCEPT

1996年、アトリエペネロープはマンションの1室に構えた小さなアトリエからはじまりました。

帆布をはじめとした使い込むことによって味わいが増すオリジナルの国産素材を使用し、定番アイテムに加え季節限定のアイテムを展開してきました。こだわりの素材にオリジナルのカラーバリエーションを吹き込むことで、流行にとらわれないシンプルでありながら独自の世界観を発信しています。

アトリエと冠するブランドの名の通り、中目黒でショップと併設したアトリエ兼オフィスを構え、デザイナー自らもミシンを踏み、すべてのアイテムの原点となるファーストサンプルや一部のアイテムは今もアトリエで作られています。それによって手作業が伝わる仕様やフォルムが生み出され、既成とは一線を画したものづくりを続けてきました。ブランド立ち上げ時の手作りから工場生産に移行した現在、国内生産にこだわり素材から縫製に至るまで生産者と価値観を共有することでこうした理念を築き守ることができていると感じています。

MATERIAL

生地をオリジナルの色で染め上げ、ぞれぞれ素材が引き立つ加工を施し、裁断、縫製、検品の過程を経てようやく製品としてお客様の手にお届けすることができます。ここでは、オリジナルの定番素材の特徴についてご紹介いたします。

[ 10号帆布パラフィン加工 ]

岡山県産10号帆布の生機をオリジナルカラーで媒染したのちにパラフィン(ロウ引き)加工を施しています。パラフィン剤を定着させるための工程を増やすことでより硬さを持つ加工に仕上げました。それによりロウが割れ、皺がヒビのように入ります。これは生地の特徴となります。

[ 6号パラフィンバイオウォッシュ ]

厚手の6号帆布にパラフィン加工を施すことで丈夫さとロウ引きのようなオイル感を出した後にバイオウォッシャーで洗いをかけています。それによりヴィンテージ素材のような皺と風合いが保たれ、形にした時に体に馴染む製品となります。

[ 厚織綿オックス ]

岡山県倉敷の帆布織元工場でオリジナル素材として織っています。綿糸を太く撚り、双糸で織り上げることで厚みを持ちながらも軽い生機が織り上がります。その後オリジナルカラーで染めバイオウォッシュをかけ繊維を立たせることで空気感のある素材に仕上がります。

[ 8号先染めストライプ ]

岡山県倉敷の織元工場でオリジナル素材として織っています。糸を染めた後、ストライプ柄に織り上げますが縦糸横糸で互いの色がどう響くかは織り上げてみないとわかりません。そんな難しさもオリジナルで作ることの楽しさです。限定素材となりますのでシーズンで色やストライプ柄も変わります。